ADDRESS:東京都渋谷区神宮前3丁目20-5 INOUE BLDG 2F
「裏原」という呼び名も久しく、今は古着屋さんがひしめく、とある一角にBusiness As Usual(ビジネスアズユージュアル)さんは営業されています。
この場所でオープンして7年目との事で、ビジネスさんなどの呼び名で親しまれるお店となっています。
華やかな他の店構えに目を奪われていると、ついつい見逃してしまいそうですが、立ち止まってちょっと上を見上げてみましょう。
「BAU」のロゴが目印です。(最近はこのロゴのおかげでバウさんと呼ばれるとのこと。)
階段を登ってドアを開ければ、
先程のロゴが飾られた、大きな窓から柔らかな光が差し込む空間で、ゆったりとディスプレイされた古着を楽しむ事ができます。
古い物だけに囚われず、レギュラーの古着でも鋭い感性でセレクトされたアイテムは、筆者も時々「よく見つけてくるなぁ」と驚いてしまう事もしばしば。
店内の中央に"Float like a butterfly"の雰囲気で宙に浮いたようにディスプレイされた服が心地よいです。
ルーズなシルエット・ビッグサイズのアイテムも多くピックアップされているので、お好きな方はチェックする価値が十二分にありますよ。
オープン当初よりは、ピックするアイテムにも落ち着きが加わったとの事、インスタの商品目がけて駆け足で訪れる若人も、ゆったりと自分に合ったアイテムを探す大人の古着好きも、幅広くカバーされていると思います。
洋服はもちろんですが、店内のディスプレイや什器などにも、視線を落としてみてください。窓から差す光で明るく見える店内ですが、どこかデカダンスを感じさせるのは巧みに配置された装飾の成せる技ではないでしょうか。
筆者は長らく古着と言えば、ヴィンテージのデニムやバンドTというイメージが先行し、無縁の世界かなと思っていたものですが、Business As Usualさんを筆頭に、感性豊かなセレクトをされているお店に触れる事で、すっかりと古着の魅力に憑りつかれてしまいました。
突然古着の世界に飛び込んでもその数は限りなく、「恰好良い服とは?」と、時折道を見失ってしまう事もあります。そんな時、良き古着をピックアップしてくれている古着屋さんは道標となってくれるのではないでしょうか。
ディスプレイも洋服もセンスを磨いてくれる、そんな道標となるような古着屋さん「Business As Usual」に一度足を運んでみてくださいね。