2018年12月11日
1年間にそれなりの数の古着を買わせていただいておりますが、その中でも本当に素敵な出会いというのは、両手で足りる程度であるのもまた事実。
もちろん着ていくうちに愛着の湧いていく服もありますが、今回はまさに着てみたら一目惚れといった感じのコートをご紹介いたします。
一見するとベージュカラーのシンプルなコート。
スタンドカラーが少し珍しい、といったぐらいのインパクトしかありませんが、着用してみるとかなり良いコートです。
フロント&バックスタイル。
サイジングは細身のシルエット。ジャケットに近い感覚で羽織れるコートです。
はじめはちょっと敬遠しそうになったスタンドカラー。着用するとリアルさが無いのかなというのは完全に思い込みでした。
控えめな高さの襟が上手くシーンに溶け込むデザインに仕上げてくれています。
デザイナーのこだわりを感じさせる木製の大ぶりなボタン。特徴的なディテールですが、変に目立つこともなく、上手く全体のデザインと調和しています。こういう塩梅の「個性的」な感じはいくらでもウェルカムです。
ポケットのフラップ、袖口のベルトの角の処理など、丸みを帯びたカッティングになっています。
細かなところまで行き届いたデザインに気概を感じますね。
薄めのベージュカラーですが、織りが複雑な色合いを生み出しています。
カチッとしすぎない、なんとも絶妙な生地の風合いです。カジュアルにももちろんスタイリングできると思います。
バックにザックリと走ったプリーツ。生地が美しい動きを見せます。
さりげないAラインのシルエットを見せてくれています。
裏地も可愛らしい小紋柄。
裏地まで気が利いていると、テンションが上がります。
ブランドタグ。裏地を避け、襟元のなんとも微妙な位置に手で縫い付けられています。
「ARRAY DESIGNS」。デザイナーはエリザベスさんっぽいですね。
内ポケット。縦に広がっています。この辺りにブランドタグを縫い付けてもよさそうなもんなんですが。。
いささか記事にするにはなかなか伝えづらい、シンプルなアイテムではあるのですが、着てみると印象がガラリと変わる典型例のようなアイテムでした。個人的にはほぼ完璧なコートだと思っております。
いよいよ冬本番。お気に入りのアウターが一枚欲しい季節ではないでしょうか。やはり気に入った一枚を見つける近道は、ドンドンと袖を通してみることだと思います!ぜひ古着屋さんで、今年最高のアウターを探してみてくださいね。
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