2017年5月25日
タイダイ染めをご存じでしょうか。
タイ(tie=縛る)、ダイ(dye=染める)の名の通り、生地を縛って染料を付け、染め上げる方法です。手で染める為、同じ柄の物が2枚とないアイテムを生み出す染色方法でもあります。
今回はそんなタイダイTシャツを紹介いたします。
タイダイTシャツは70年代のヒッピームーブメントの中、自然へ回帰しようという思想が生み出した染め方だそうです。
タイダイ染めといえば、サイケデリックな色彩のものを想像される方も多いと思いますが、こちらはモノトーンで落ち着いた雰囲気です。
サイドスタイル&バックスタイル。
タイダイ染め自体は素人でも材料さえ揃えば楽しめる染め方のようですが、狙って柄を作ろうと思うと、やはり技術が必要なようですね。
モノトーンで染め上げられた柄は、どことなくレントゲン写真のような雰囲気を漂わせます。
サイケデリックな色彩よりもかえって力強さを感じる、不思議な風合いです。
思い切ってフレアパンツとベタベタに合わせるくらいのスタイリングの方が、今の気分にマッチするかもしれませんね。
ブーツカット流行る流行るといって、全然まだ来ないですね。
ボディはヘインズのビーフィーT。こちらも発売当時はヒッピー文化の象徴であるプリントTシャツのボディとして開発されたとか。
意外に抜かりのないTシャツです、コレ。
コットン100%のタフな生地。牛のようにタフでたくましい為、ビーフィーだそうです。
焼き肉よりステーキ派ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
どことなく骨を思わせる、シャープなイメージに仕上がっているタイダイT。良く見るカラーリングと違うだけで、ここまで表情は変わるものかと、洋服の奥深さを感じさせる一枚ではないでしょうか。
ヒッピースタイル以外にも、モノトーンの力によってスタイリングの幅を広げてくれそうなタイダイT。こんなちょっと変わったアイテムを、ぜひ古着屋さんで探してみてくださいね。
手描きのアルフが描かれたアンオフィシャルのプリントTシャツ。
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