2017年1月5日
さあ、遂にこの扉に手をかけてしまいました。
言わずもがなのデニムの代名詞、リーバイスの501のご紹介です。
筆者は古着屋さんで501を購入するのが生まれて初めての体験でした。
左右の内腿にかけて大胆に飛び散ったブリーチ痕には、意図しないものの自然な美しさがあります。
サイドからのスタイルです。テーパードしたシルエットがブリーチ痕で男性的になっている顔つきを少し隙のあるものにしています。
バックスタイル。左膝裏の模様は、アートと呼べば大げさですが、後ろ姿にも味わいを加えているのには間違いありません。
パッチはだいぶ擦れてしまっていますが、微かにMADE IN USA表記の名残が見えます。80年代のアイテムとのことです。
このデニムの表情を更に複雑なものにしている要因は、左脚と右脚で色落ちに違いがある点です。
右脚(写真上)はのっぺりとした色落ちですが、左脚(写真下)には縦落ちが見られます。
左右で表情の違う、なんとも密やかなクレイジーパターンです。
フロントのブリーチ痕。あと少し上にズレてしまうと恥じらいを覚える位置になってしまう寸前の、絶妙なポジショニングかと。
バックのブリーチ痕。このような痕跡が残るシチュエーションに想いを馳せてみても、てんでサッパリです。
フロントはボタンフライ。
右脚の前ポケットが破れをリペアしています。リペアのステッチの配色センスが良いです。
内タグ。こちらについて筆者は語る言葉を持たないので、気になる方は詳しい方のサイトなどを是非探索してみてくださいね。
王道の501もブリーチの痕などで見せる表情だけでなく、それぞれに個性的な味わいを持っていて、まさに自分の1本を探す楽しみが味わえるアイテムです。
ヴィンテージに限らず、手に取った501の個性が、あなたの心を鷲掴みにする可能性があります!早速古着屋さんで探してみてはいかがでしょうか?
今回のリーバイス501を購入させて頂いた江古田の「Gracier」さんは、Leeのラインナップが豊富な一方で、選び抜かれた501もピックアップされていたりしますので、気になった方は是非足を運んでみてください。
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