

2017年12月29日

グリーンベースのチェックシャツは数あれど、緑の明度が高ければポップなアイテムになりますし、ダークなトーンでまとめられたブラックウォッチのようなチェックであれば、また印象も変わってきますね。今回ご紹介のグリーンのチェックは、ヴィンテージならではの褪せた風合いがたまらないアイテムです。
青みが強いグリーンとグレーのコンビネーション。褪色が全体の雰囲気、どことなくデカダンスな色気を醸し出しています。

サイドスタイル&バックスタイル。素材はコットンで、シルエットは細身。開襟+裾はボックスのヴィンテージらしいスタイル。
襟の形が少し優しげな表情を持った開襟シャツ。フロントを閉めて着ても、開けて着てもシャープに決まるスタイルだと思います。

元々の色合いはもっとハッキリとしたコントラストであったのかもしれませんが、褪色によって優しいコントラストになっているかもしれません。ルードなイメージもある開襟シャツですが、そのイメージからは一歩引いたような印象のシャツですね。
大きくとられた胸ポケット。全体を眺めると、ちょっとバランスの際どい大きさに仕上がっている気がします。もう少し小さめのサイズですとシャープに仕上がりそうですが、なんとも不思議なバランスです。
触れるとヒンヤリとした感触が伝わる貝ボタン。レトロで、高級感のある琥珀のような色合い。ステッチの糸の色も生地とボタンとうまく溶け込んだ、こなれた印象のディテールです。

小さな穴、ボタンの割れなど、経てきた時間の長さが作り上げる、あざとさが一切ないディテール。ヴィンテージの魅力はこんなところにもあるのではないでしょうか。

たかがチェックシャツ。されどチェックシャツ。良い配色のシャツがどこでも手に入るような時代ではありますが、ヴィンテージの持つ風合いは、おいそれと作り上げられるものではなく、自分の感性にピッタリと合致するアイテムが手に入るのは、今更ながらではありますが、やはり奇跡に近いような気もします。 褪せた風合い、程よいダメージが作り上げる一枚の世界観。良きヴィンテージのチェックシャツをぜひ古着屋さんで探してみてくださいね。

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