2020年2月15日
すっかり忘れていたけれど、記憶の扉が一気に開く瞬間ってありませんか?「あったあった!」と何度も言いたくなるような脳みその気持ち良さを感じるあの瞬間です。
ちなみに写真や絵の一部がいつの間にか変わっているクイズは一度も当たったことがないです。
ということで、今回はそんな記憶の扉が開いてしまったブランドの1着をご紹介いたします。
胸元のナンバリングが特徴的な、ウールのプルオーバータイプのジャケット。ブランド名は「Fake london」です。フェイクロンドン。
1993年設立、その名の通りイギリスのファッションブランドです。
2006年にはクローズしているそうなので、活動期間はそこまで長くなかったようです。
サイド&バックスタイル。
いや、懐かしさを感じるタイトシルエットです。タイトでプルオーバー、アームホールもかなり細いので着用は結構大変です。が、そんな不便さを吹き飛ばしてくれるデザイン性の良さ。
記憶に残っていたのは、カジュアルラインである「フェイクロンドン ジーニアス」がよくメンズノンノに載ってたなぁ…というところから記憶がパッと蘇りました。あったんですよ、フェイクロンドン。
低めの襟はフリース素材の切り返し。首元がより温かい感じです。
表はネイビー、裏はエンジ。抜群のカラーリング。
フロントのジッパーにはレザーが施されています。
正面にキャメルカラーがいるだけで、良いアクセントになっていると思います。
左胸には大きな4のナンバリング。ところどころチラつく赤い糸がかわいらしいですね。ベースのボディーカラーはグレーですが、薄いサックスのラインが走っています。柔らかいコントラストが、派手すぎない印象に仕上げてくれています。
どうしたら思いつくんだろう、っていうデザインってありますでしょ。これがそれじゃないですかね。
ミリタリーを意識したようなステンシルのデザイン。FAKEの文字に王冠のマークが恰好良いですね。
またなんとも言えない色合いのブラウンも良い感じです。
フロントにはドラえもんばりのお腹に大きなポケット。
フラップがかわいらしいです。
他にポケットがないタイプなので、入れられるだけ入れましょう、この際。
超特大サイズのブランド&品質タグ。ウールマークすらデザインの一部にしてしまった、イカしたタグです。
90年代のクールブリタニアのムーブメントを乗りこなしたブランドの一つみたいです。
この時期には、ジョンガリアーノや、大塚じゃない方でお馴染みの、アレキサンダー・マックイーンとかが躍進したそうです。
裏地は目の覚めるような赤!ザメハと言っても過言ではありません。ちなみにドラクエウォークでメダパニの効く確率が100%じゃないから運ゲーって切り捨ててる輩を見て、開発者も大変だなぁと思いました。
誰しもが懐かしい!と思うブランドでもないのでしょうが、個人的に記憶がよみがえる気持ちよさを味わった一枚でした。アースミュージックにメンズラインがあって、それもよくメンノンに載ってたな、という記憶もセットで蘇りました。ザオリクと言っても過言ではありません。
旧来の古着だけではなく、アーカイブのブランドアイテムも人気が高まっている昨今。自分の中で懐かしいブランドを探してみるのも楽しいのではないでしょうか?ぜひ古着屋さんに足を運んでみてくださいね。
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