2017年3月1日
日に日に陽射しの中に温かさが感じられるようになり、鼻と目のかゆみを持ってして、春の訪れを感じております。
暖かくなると、シャツが主役になる機会が増えると思いますが、こんなインパクトの強いシャツもあるよ、という事でご紹介いたします。
デニム・・・のふりをしたプリントシャツです。
一見すると、ケミカル感のあるデニムのシャツ。80sの空気を感じさせる、どこかアバンギャルドな表情ですが、実際にはネイビーのコットン地にデニムのプリントを施したアイテムです。
若干ミセスにありそうなデザインですが、しっかりと前はメンズ合わせ。
サイドスタイル。
デニムのプリントといえば[sg_popup id=”27″ event=”click”]「TATA」[/sg_popup]のデニム転写パンツがありますが、あちらはリアルさを追求したプリントですが、こちらは若干のファンタジー性を帯びたプロレス的解釈のプリントですね。
バックスタイル。シワではございません。これはプリントの模様です。汗ではございません。これは米のとぎ汁です。
大きめの胸ポケット。意図したものかわからない、ポケットの位置のずれが特徴的な顔つきです。シンプルなポケットの形はインパクトあるプリントの生地と調和が取れていて良い雰囲気です。
左のポケットに配された、キャッチーなタグ。金色の刺繍が、わりと際どいところにボールを投げてきますが、着用してみるとアクセントになって恰好の良さが際立ちます。
ボタンは普通の形のようで、実はフェイクのスナップボタンです。外す際にかなり心地よい音がします。プリントの生地といい、「一見すると」が多い面白い古着ですね。さらにシャツに走っているステッチの色はピンクと、何か違ったものを作ろうという気概が伝わってきます。
袖部分のプリントのシワが大げさで楽しいです。
ブランドタグ。「LA PANTHERA」・・・ネコ科です。プリントが若干ずれているような・・・そしてそれが意図的なのかどうか。我々はこのシャツに試されているのかもしれません。
リバーシブルでもいけるとの提案いただいたので、B面のショット。裾にかけてグラデーションのようにプリントが干渉しているのが面白く、今っぽいテイストですね。
インパクトの大きい、個性的な顔立ちはやはりレギュラー古着ならではの楽しさですね。ボタンなどの遊び心も、思わず誰かに見せてみたくなるディテールではないでしょうか。 これからの季節、一枚で主役を任せられるシャツを持っていると、コーディネートをするのがグッと楽しくなると思います。ぜひ古着屋さんで個性的なシャツを探してみてくださいね。
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