2021年1月28日
前半戦は比較的暖かったこの冬も、各地で荒天が続いたり、寒さも本格的になったりで、やはり新しいアウターは買っておくべきだった、なんて思っている方もいるのではないでしょうか。
時期が進むにつれて買うタイミングを逃しがちですが、真冬にも耐えうるブルゾン系などは手をだしやすいアイテムではないでしょうか。
さて本日はそんなウールのブルゾンをご紹介いたします。
ご存じの斜めに走るジップ。Wのライダースジャケットがベースとなったデザインのブルゾンです。筆者はレザーのライダースがいまいち似合わない為、異素材のライダースに手を出すことが多いです。
レザーですと固まりがちなイメージもまた違って見えますね。
サイド&バックスタイル。ライダースらしいタイトなサイジングです。
ですが、ジップを上まで上げても窮屈すぎない、まさに良い塩梅のサイジングといったところでしょうか。
ジップを開けるとまた印象が違いますね。
襟元からのカーブが非常に美しいです。
襟は高めに仕上げられ、M65ジャケットのようなジップが施されています。
縦に並んだスナップボタンも素晴らしいアクセントに。
ジップはYKK製。
フロントにはポケットもバッチリあります。ライダース型でありながら、十分な着丈がありますので、手を突っ込むのも可能で、冬にはうれしいポイントですね。
裾もリブが付いているので、着心地も良いです。
ちょっと不思議なディテールが、このエポーレット。はみ出ております。寿司ハミータです。
なんだか乗っかっている感の強いデザインですが、なんともいえない味わいを加えています。
袖口もスナップボタンです。生地に毛玉ができそうな雰囲気ですが、特に目立たずコンディションも上々です。
ウールの優しい顔つきが、ハードになりすぎない、着る人を選ばなさそうなブルゾンです。
嬉しいMADE IN U.S.A。プロフェッショナルと書いてありますが、プロフェッショナルのドライクリーニングオンリーということでしょうか。サイズは埋まってしまってますが、38表記です。
裏地付きで、生地も厚手の為、インナーをしっかりすれば真冬でも着用可能です。
パーカーなども無理なく着込めそうなサイジングが、やはり寒い時期にはうれしいですね。
今後様々な角度から、レザーのジャケットよりも異素材のものの方が人気が高まるのではないかと予想していますが、いかがでしょうか。ライダース型のジャケットでも、ウールやその他の素材にするだけで、見た目の違いだけではなく、様々な意味を持つ時代がやってくるような気がします。
なんてぇ難しい話は私はよくわかりませんが(こん平師匠亡くなっちゃいましたね)、シャープでクールなスタイルにウールで温かみを加えた、バランス感覚溢れる一枚。謎のエポーレットも面白いライダースジャケット。こんな素敵な一枚をみなさんもぜひ古着屋さんで探してみてくださいね。
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