2017年2月28日
秋冬定番の素材と筆者は思っていたのですが、最近ではあまり見かける事が少なくなり、ようやく復権の兆しが見えてきた素材、ベロア。
艶のある光沢と、なめらかな触感、さりげなく取り入れるだけで、こなれた雰囲気が演出できる素材ではないでしょうか。
古着では変わらず定番として存在する、ベロア素材のカットソーをご紹介いたします。
ゆったりとしたシルエット、大きく開いたネック。
いわゆるサロン系が華やかなりし頃、よく見かけたスタイルのアイテムですが、今手に取るとかえって新鮮に映りますね。
サイド&バックスタイル。生地の自重でストンと落ちるシルエット。
細身のボトムスと合わせても良いですし、ワイドなスラックスなどでも上品さを演出できそうです。
ザックリと大きく開いたネック。
インナーにタンクトップ、カットソーを複数枚重ねても面白い表情が作れそうな、創造の余地がある首元。
個人的にはインナーを挟まず、ザックリと着こなしたい一枚。
袖と裾はリブのピッチに変化が加えられています。短く控えめにとられたリブが、隠し味といった面持ちで配されています。
光沢のある生地は、光の加減によって妖艶な風合いを見せてくれます。
光沢がアタリっぽく見えてしまうと、いささかチープな印象になってしまいますが、上品さをしっかり保った良い光沢の生地です。
ブランドタグ&品質タグ。
品質タグは紙タグ、レーヨン100%のベロアです。肌触りの良さも頷けますね。
「CHENILLE」の表記はシェニール糸使用の証。いわゆるモール糸ですね。シェニールは毛虫の意味だそうです。MADE IN U.S.A。
一枚で着用してもスタイルが仕上がるベロアカットソー、大きく開いたネックがレイヤードもまた楽しませてくれる良い古着ではないでしょうか。 秋冬に限らず、上品な顔立ちを見せてくれるベロアのアイテムは取り入れてみたいものの一つではないでしょうか。ぜひ古着屋さんに足を運んで探してみてくださいね。
有刺鉄線のようなプリントとビタミンカラーが特徴的なシャツ
Business As Usual │ 原宿
2017.9.2
ペイズリーのような有機的な総柄モヘアカーディガン
TEKITOU CLOTHING│池袋
2017.2.8
ハーフジップ&チェック!ありそうでないグッドレギュラーのアイテム
Root │ 原宿
2018.4.10
2フェイスがプリントされたヴィヴィッドなカラーのアートTシャツ
per-aah │ 三軒茶屋
2020.6.18
ジグザグ柄がどことなくノルディックな雰囲気を醸すカーディガン
HIBIWA │ 都立家政
2019.1.5