2017年9月22日
総柄の中でも特に人気の植物文様、ペイズリー。19世紀・スコットランドのペイズリー市で大量生産されたことからペイズリーと呼ばれるようになったそうです。
さて、人気のペイズリー柄の総柄シャツ。ちょっと珍しいプルオーバータイプのシャツをご紹介いたします。
プルオーバーの総柄シャツもなかなか珍しいですが、その他にも細かなディテールが凝っていて、非常に楽しいアイテムです。
サイドスタイル。袖の付け根にギャザーが寄せられ、腕周りが膨らむシルエット、ヴィクトリアンジャケットのようなテイストを取り入れたシャツです。過度に膨らむとレディース向けのシルエットになってしまいますが、さりげない膨らみ方の為、メンズで着用しても不自然さを感じません。
バックスタイル。
程よくルーズなシルエット。ブラックベースのペイズリー柄は、特に人気の高いテキスタイルではないでしょうか。
ざっくりと開いた胸元と、特徴的な襟の形。タグ等が一切ないところから推測すると、なにかの衣装の可能性もあります。
秘められたパッションを感じるアイテム、音楽やダンスの香りが漂っている気がします。
ランダムではなく規則性をもって並んだ柄は端整な顔立ちに仕上げてくれています。
赤色の配分量が絶妙なので、きつい派手さを感じさせません。
袖には二つのくるみボタンが配されています。非常に凝ったつくりです。
レディメイドではない雰囲気を漂わせています。
衣装かもというのはあくまで推測ではありますが、衣装ともなるとリアルさを欠いて、ワードローブとしては使い辛いというところがありますが、色使いやデコラティブなディテールのさりげなさは、普段着として着用できるアイテムだと思います。
古着を数多くみていると、「色々な服があるな」と改めて感心する場面が何度なくあります。今回のペイズリー柄のプルオーバーも、そんなアイテムのひとつです。ぜひこんなアイテムとの出会いを、古着屋さんで味わってみてくださいね。
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