2021年・実店舗CLOSE
ADDRESS:東京都武蔵野市吉祥寺南町1-5-2 2F
JR吉祥寺駅の程近く、井の頭通りの裏手で古着屋「One」は営業されています。
目の前の狭い通りは、人が行き交うすぐ傍をバスが通り抜けていく、活気に溢れた道。そんなパワフルさに押し出されるように、優しい灯りがともる階段を登りましょう。
店内に足を踏み入れると、軽やかに流れるジャズがお出迎え。瞬間に、時間の流れが変わったのを感じます。
品のあるボリュームで陳列された古着を、大人びた空間の中で楽しむ事ができます。
狭くてすみませんと仰るオーナーですが、賑やかな街中に突如現れた隠れ家のような空間が、個人的にはたまりません。
限られたスペースで戦うということは、それだけアイテムはしっかりと厳選されている事と表裏一体。
1弾ずつしっかりと狙いを定めた古着達は、古き良き味わいと、上品な雰囲気を天秤にかけた巧みなセレクト。心地よい音楽も相まって、大人でも楽しめる洗練された空間です。
上質な空間を作り上げている要素の一つとして、入口の階段から始まり、店内を照らすライティングが役割を担っています。
陰影のひとつひとつが美しいので、視線をちょっと上げてみてください。
光の感触を硬軟織り交ぜた美しさは、主役である古着を引き立たせます。
オーナーが海外で買い付けている古着はアメリカ物を軸に展開されているようです。シンプルで使い勝手の良いアイテムもある中に、色使いや、柄のパターンなどにひねりを加えたアイテムがアクセントとして織り交ぜられており、手に取る古着の印象はそれぞれが個性的に映って、目移りが止まる事を知りません。
ボトムスはリーバイスなどを中心にピックアップされているようです。古着定番のイージーパンツやスラックスなどもしっかりとラインナップされています。
個性的なアイテムが光るのはもちろんですが、個人的には、シンプルでクオリティの高いアイテムをピックアップされるセンスに、手に取るたび心が躍ります。 隠れ家的雰囲気の上質な空間で、古着を味わうちょっと大人びた時間を楽しめるお店かと思います。
吉祥寺の洗練された空間、古着屋「One」を是非訪れてみてください!