ADDRESS:東京都杉並区高円寺南4-7-15 泰友第二ビル 3階
言わずと知れた古着屋さんの街、高円寺。
数あるお店の中から、何度も行きたくなるような古着屋さんと出会えた時は、その喜びもひとしおです。
今回ご紹介する古着屋さんは、「Choose Trend Past(チューズトレンドパスト)」さんも、そんなまた行きたくなるようなお店のひとつです。
古着屋さんがひしめきあう一角のビルの階段を登ると、そのお店は待っています。
コンパクトな店内に古着がギッシリと詰まった宝石箱のような店内は、ジャンルを問わず様々なタイプのアイテムが揃います。
「賑やか」「楽しい」といった言葉がピッタリと当てはまるようなカジュアルな雰囲気。
ヴィンテージのアイテム、レディースのアイテムもあります。
ヴィンテージでもハードルの高さを感じさせないのは、そんなお店の楽しい雰囲気に上手く馴染んでいるからではないでしょうか。
キャッチーな柄のアイテムが並んでいる様子も、まるで踊っているように感じられます。
アイテム1点1点が持つエネルギーが高いので、じっくりと見ているとあっという間に時間が過ぎていきます。
なんとも贅沢な時間の使い方ではないでしょうか。
靴・小物もしっかりとセレクトされています。それ一つで主役となりそうなアイテムも多いので、小物でちょっと冒険したい気分にはもってこいです。
そして、このお店に来るべき理由が2つ。
1つは音楽を感じさせるアイテムが多くセレクトされていること。衣装を感じさせるインパクトの強いアイテムから、バンTまで。
多くの古着屋さんで見かけるバンTではありますが、こちらのお店では普通にセレクトしていたのではつまらないという、そんなオーナーのセレクトは、
ユニコーン!
プリプリ!BOOWY!
Folder5!(すいません調べました)
さらにはX JAPAN!
などなど、そう、日本のアーティストのアイテムが多くピックされているのです。
洋楽=バンTにうとい筆者でも、これは非常に面白く感じたポイントです。
こういったアイテムは、良いアーティストのものがあっても、サイズが小さかったりすることも多く、ファッションとして成立するアイテムは探すのに一苦労するものだそうです。
そんな苦労が実を結んだアイテムだと思うと、一層愛おしく感じますね。
そして、もう1つの理由もオーナーの好みが色濃く反映された、プロレス・格闘技のアイテム達です。
蝶野にムタ!(この時はまだ出されていなかったのですが、橋本もあるとのことでした。)心をくすぐる、邦楽とプロレスが古着に結びつくという、この奇跡体験を味わっていただきたいです。
店内のディスプレイにもぜひ目を向けてみてください。
こちらはレジカウンターとして使われているオブジェ。こちらもなんだか音を感じさせます。
回るんです!と言って、ディスプレイ回していただきました!
昔の煙草屋で使われていた什器でしょうか。パイプのイラストがその名残を伝えています。
ちなみに飾られているローファーも、グッチのシェリーライン入りのローファーで非常に素敵でした。
様々なジャンルのカルチャーが混ざり合う店内の雰囲気としっかりマッチした、素敵なオブジェやインテリアです。
かの古舘伊知郎が新日本プロレスを形容した言葉が、「戦いのワンダーランド」であるのなら、Choose Trend Pastさんは「古着のワンダーランド」と言ったところでしょうか。私達が過去に通ってきたリアルなカルチャーが息づいている古着は、懐かしさと格好良さが入り混じった、かつてのアントニオ猪木の試合で感じさせたような情緒的な感覚を与えてくれます。
一度足を踏み入れたら、きっともう一度訪れたくなるような古着屋さんが「Choose Trend Past」です。ぜひ皆さんも一度その扉をくぐってみてくださいね。