2016年12月30日
Map&Swatchで初めてのボトムスの紹介です。
ヴィンテージのベイカーパンツです。
ベイカーパンツとは、フロント・バックに外付けポケットがある形で、バックポケットにはフラップがついているのが特徴です。諸説あるようですが、パン職人(ベイカー)が仕事着として着用していたのが名前の由来の有力説です。
ミリタリーカラーといえば、やはりこの綺麗なグリーンカーキですね。若干テーパードした裾が普段使いにも取り入れ易いポイントです。
サイド&バックスタイルです。
フロントの外付けポケットに加え、バックのフラップポケットが、コーディネイトへのカジュアルなアクセントになります。 カーゴパンツよりは抑えた大人の装いに向いているのではないでしょうか。
フロントポケットは「フォワードセットポケット」タイプ。スッキリと斜めに走ったポケットが凛々しいです。
バックのフラップポケットは大振りで、フロントの凛々しさとは違い、どこか愛嬌のある表情です。表と裏で面白いバランス感覚で整っていますね。
インシーム(内腿部分縫い目)に沿って、白糸が走っています。 恐らく時代の大らかさがイレギュラーとして弾かず、世に出た物ではないか、との事でした。
フロントはジップフライ。RAPIDのジッパーです。 この年代のジッパーは、持ち手をしっかりと写真のように下ろしてロックをしないと、ジッパーが開いてきてしまうそうです。
サイズ品質タグです。
綿100%かつジッパーフライなので、60年代後半~70年代のパンツという事が推測できます。
これ以降の年代になると、ポリエステル混の生地へとシフトしていく為、綿100%の風合いを楽しむには、必然的に古いアイテムを探す必要が出てくるようです。
生地もかなり柔らかくなっており、履き心地も良いです。 経年が生んだ豊かな表情を楽しめる、良き古着だと思います。
ミリタリーパンツも様々な種類がありますが、その中でもスッキリとした印象のベイカーパンツをご紹介いたしました。ベイカーパンツに限らず、古着屋さんでは様々なミリタリーアイテムを取り揃えているお店が多いので、ぜひ気になる方は探してみてくださいね。
ご紹介のベイカーパンツを購入したberuf 原宿さんでは、厳選して買い付けられたミリタリーアイテムが並んでいる事が多いので、足を運んでみてくださいね。
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