2017年2月8日
しなやかで毛足の長い生地が特徴的なモヘアニット。
古着の中でも人気の高いアイテムですね。パンクファッションを語る際にも挙げられるアイテムであるのも大きな理由ではないでしょうか。
さて、今回はそんなモヘアのカーディガンをご紹介します。
モヘアはアンゴラ山羊から取れる毛糸の一種。山羊の成長段階によって、糸の品質が変わり、子供の毛が「キッドモヘア」と呼ばれ、高級ニットの代名詞にもなっています。
ビンテージのモヘアは値が張るが、90年代くらいのアイテムであれば、まだそこまでではないとの事。こちらも比較的新しめのアイテムになります。
サイドスタイル。カーキ、赤、オレンジと有機的なカラーリングに、大振りのペイズリー柄が特徴的。インパクトあるデザインですが、袖を通してみると、意外にスタイリングがし易いアイテムです。
バックスタイル。かなり大きなペイズリーが、どことなく蠢いているようなデザインですね。
シルエットは細身で、インナーとしても使えるカーディガンです。
おへその上あたりから始まるボタン位置。レディースアイテムなので、どことなく可憐さを感じるディテールです。
ボタンはニットのベースカラーに合わせて、上品な仕上がり。
やはりモヘアの一番の特徴は、このしなやかな毛足の長さ。主張の強い柄もエアリーな表情が柔らかく仕上げています。
上品な顔を持つカーディガンは、ラフに着崩し甲斐のある洋服ではないでしょうか。
ブランドタグと品質タグ。モヘアは弾力性と保温性が若干弱い為、ウールやアクリルとMIXで使われる事が多いのです。
1949年創業のアメリカのレディースブランド「Ellen Tracy」のアイテムのようです。中国製。
ケアタグとスペアボタン。モヘアは洗濯が非常に難しい素材ですので、表記の通り、ドライクリーニングに出した方が良いでしょう。
前述の通り、ビンテージのモヘアニットはかなり値段の張るアイテムとなっておりますが、90年代以降のアイテムで探してみると、デザイン性が高く、それでいて自然な価格のニットを見つけられるのではないでしょうか。柔らかな風合いが特徴のモヘアニット、ぜひ古着屋さんで探してみてくださいね。
今回のニットを購入したTEKITOU CLOTHINGさんでも、更に個性豊かなニット、カーディガンをピックされています。気になった方は是非一度行ってみてくださいね。
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