2016年12月20日
これぞ古着と言えるシャツ、グランドファザーシャツのご紹介です。 「グランパシャツ」とも呼ばれ、故郷のお爺さん(=グランドファザー)が着ているようなシャツ故、こう名付けられたとか。
グランパの特徴は、着丈が長く、プルオーバータイプである事。 更にシャツテール(うしろの裾)が、長くタップリと取られています。
この長いシャツテールは、タックインした際に背中が見えないようにする為です。 パジャマとして着られる事の多かったシャツの為、リラックス感の溢れるシルエットとなっております。
バックスタイル。スッポリとお尻まで隠れるシルエットです。 女性であればシャツワンピースとして、男性はロングシャツとして縦長の形を活かして、レイヤードを楽しむ事ができます。
こちらのシャツを購入したGracierさんでは、オーナーがグランパ好きという事もあって、バリエーション豊かにグランパが揃えられていました。 着丈短めのブルゾンと合わせて、シャツテールを大胆に見せるスタイルがオススメとの事でした。
素材表記はありませんが、厚手のしっかりしたコットン地。 緑と白ベースのチェックに、発色の良い紫のラインが走って、こなれた雰囲気のチェックに仕上がっています。
前立部分の下の生地は、ストンと落ちるのではなく、前立を取る都合からか、つまんだように仕立てられています。 そしてそれがドレープを生んでいて、このようなディテールが前面からの表情を一曲加えたものにしています。
タグは表記がだいぶ飛んでしまっていますね。 39と40がサイズの表記と思われます。
最近では、状態の良いグランパもなかなか見つかり難くなってきているとか。(特に無地)
長い着丈を活かしてレイヤードを楽しむ事もできますし、1枚でザックリと着るのも良いグランドファザーシャツ。
一枚毎に全体の着丈の長さや、シャツテールのバランスなど、個性のある表情をしています。
古着ならではのアイテムを知る喜びと、コーディネートの楽しみが詰まったグランパで、お気に入りの一枚を探してみてくださいね。
今回のグランパを購入させて頂いた江古田の「Gracier」さんはオススメの古着屋さんですので、気になった方は是非足を運んでみてください。
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