2017年3月31日
活発で刺激のあるイメージが強いカラー、それはなんといっても「赤」ではないでしょうか。通常の3倍という設定に説得力を持たせる為にも赤はやはり最適だと思います。
今回はそんな元気を与えてくれるカラー赤一色のカーディガンをご紹介いたします。
ひとことに赤と言っても、様々な名前がついています。こちらのカーディガンは和名で「銀朱」(黄味の強い赤色)といったところでしょうか。ハンコの朱肉の色も多くは「銀朱」だそうです。
かんたんにいうと朱肉の色をしたカーディガンです。
サイドスタイル。
この手のアイテムで着丈が長めなのは珍しいとのことです。確かに古着のカーディガンは丈の短いものが多いですが、こちらはしっかり腰骨が隠れるくらいのベストな着丈です。
バックスタイル。後ろの裾だけがリブに切り替わっているのが面白い後ろ姿です。深みのある赤ではなく、底抜けに明るい雰囲気の赤は一枚で主役を飾るにふさわしいカラーリング。
フロントのボタンを開けて着用するか、それとも閉めて着用か・・・というだけで大きく印象が変わるのもカーディガンの面白いところではないでしょうか。
ボタンは半透明のチープになりすぎないタイプ。明るいボディの色とのコントラストが強くなりすぎていないのも、さりげないポイントではないでしょうか。
着丈がしっかり長めにとられていると、このポケットの価値も高まります。すなわち、手を突っ込んだ姿が不自然な感じにならないという事です。
裾の両サイドには、ボタンが二つずつ配されています。ちょうど無地とリブが切り替わる部分からですね。このちょっとしたディテールがシンプル過ぎない形に仕上げています。
ブランドタグ等は一切付いていない(外された形跡もない)、潔いスタイルです。逆にいえば、ここまでキャッチーでインパクトの強いカラーリングのアイテムに、ブランド名を冠する事すらも無駄かもしれませんね。
シンプルな無地のカーディガンも、インパクトの強いカラーリング、細かなディテールにいかにも古着らしい味付けが加えられていて、単純なように見えて奥行きのあるアイテムに仕上がっていると思います。 実際に探してみるとわかると思いますが、ポケットに手を入れて自然なスタイルになる着丈のカーディガンは、意外に探すのに苦労します。そんな切り口でカーディガンを探してみるのも古着探しの面白さの一つではないでしょうか!
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