2017年3月25日
数ある柄の中でも人気が高く、筆者も大好きな柄、ペイズリー。柄の大きさによってアイテムの印象も変わりますね。
ペイズリー柄の起源・モチーフには諸説あるのですが、イスラムでは「生命の樹」とされる「イトスギ」という説があり、更にはヒマラヤからの強風で折れ曲がったイトスギの姿、とされているそうです。強風に耐え忍ぶ生命力が感じられる説が、筆者は特に気に入っております。
さて、今回は大振りのペイズリーをあしらったジャケットのご紹介です。
ノーカラーのテーラードジャケットタイプ。カーディガンのような一面もちらつくアイテムです。
サイド&バックスタイル。
こちらは80~90年代のジャケットとの事です。大胆になびくペイズリーはもちろん目をひくのですが、上品かつ鮮やかなカラーリングも大きなポイントです。
大胆なペイズリーもじっと眺めてみると、繊細な柄が集まってペイズリーを紡いでいることがわかります。朱色と濃紺のバランスの良さが素晴らしいです。
フロントポケット。シャリっとした質感の生地が、艶めかしいペイズリーをなびかせても、どこかドライな印象を与えます。
ボタンはゴールドベースに、ライオンのエンブレムが施された絢爛なスタイル。そういった機会は筆者にはありませんが、ステージ衣装としても映えるような艶やかさも兼ね備えていますね。
もちろんデニムなどに合わせて、ワードローブとしても活躍してくれるでしょう。
ブランドタグ。「ALFRED DUNNER」というアメリカの50年以上の歴史があるミセスブランドです。大胆な柄をあしらいながらも、どこか落ち着いた上品さを醸し出していたのは、そういった理由があったからなのですね。アメリカ製です。
光沢のあるしっかりとした裏地も付いております。
大振りなペイズリーと聞くだけで、とても派手で、傾いたような印象を持つと思いますが、袖を通してみると、ノーカラーのシンプルなスタイルが上手くバランスを取って、特に気負うことなく着用できるジャケットであると気づかされます。
手に取った瞬間は派手に見える柄物のアイテムも、袖を通してみると、意外にシックリとくる・・・という体験は古着屋さんあるあるの一つではないでしょうか。ぜひそんなアイテムを古着屋さんで探してみてくださいね。
ジャケットを購入した「qosmos」さんでは、柄シャツ・柄ジャケットなどの豊富さに驚かれると思います。ぜひ足を運んでみてくださいね。
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