2017年1月6日
冬の景色によく似合う、美しい織り模様。
それがツイードです。特にハリスツイードの名前は、よく耳にするのではないでしょうか。
今回はイギリス発祥の織物、ツイードのオーバーコートを紹介いたします。
手に取るとまず感じるのは、ずっしりとしたコートの重み。贅沢な生地の証です。
軽くて動き易いコートも勿論良いですが、リッチな重厚さを感じられる服も気持ちが高揚しますね。
袖はラグラン仕様になっています。セットインではカッチリとした表情になりますが、ラグランであれば気負わずに羽織る事ができる形ではないでしょうか。
実際にお店でもセットインとラグランのコートを両方試着してみて、こんなに表情が変わるのかと驚きました。
バックスタイル。所謂「オーバーコート」なので、スーツの上からでも着用できるたっぷりとしたシルエットです。
ツイードは太めの羊毛の糸で織られているので、保温性・耐久性の高さも永く愛せる服にふさわしいところです。
襟元のショット。黒で縁取られたフラワーホールが凛々しいですね。
中央にマーブル模様のある、リッチなボタンです。 ボタンを留める時、気持ちが引き締まるような、しっかりとした風格があります。
大ぶりなポケットの口。
ドイツの作家、ゲーテの作品「若きウェルテルの悩み」の主人公から冠されたのでしょうか。「werther」の名がブランドタグとして、内ポケット部分に配されています。
艶やかな光沢を持ちながら、繊細な感触のある裏地です。
白と黒のコントラストが強めに出た、ヘリンボーン柄です。
ニシンの骨を意味するヘリンボーン柄の整ったリズムと、コントラストのハッキリした配色がこのコートの豊かな表情を作り出しています。
冬の凛とした空気の中で、大人しやかな落ち着きのある表情を見せるツイードのコート。街中に溢れているチェスターコートとは、雰囲気やシルエットが一線を画している良きアイテムではないでしょうか。
冬の定番、ツイードのアイテムも古着で探すと味わい深い、良き服に出会えるのではないでしょうか。そんな出会いを探しに、是非古着屋さんを訪ねてみてください!
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