2017年3月29日
ここ数年、人気の高まっているネイティブ柄のアイテム。チマヨ柄・オルテガ柄とも呼ばれるこれらのパターンは、アメリカ南西部を代表する手織りによる伝統工芸品のブランケットの柄に由来します。
今回はそんなネイティブパターンをテーラードに落とし込んだジャケットをご紹介いたします。
丸みを帯びたシルエットが特徴的なテーラードジャケット。こちらは80年代のアイテムに見られる特徴だそうです。
テーラードタイプのジャケットですが、柄のラフさも相まって、カジュアルに着こなせそうなアイテムですね。
サイドスタイル。
緩やかに膨らんだシルエットが面白いです。柄はインパクトがありますが、カラーリングは黒をベースに仕上げているので、落ち着き払った印象の顔つき。
バックスタイル。ネイティブパターンをじっくりと堪能できる後ろ姿です。
肩もドロップし、ボタンの位置もかなり下の方に配された独特のディテールが、だらしなさを孕んでいて恰好が良いです。ポケットに手を突っ込んだままの立ち姿がシックリとくるジャケットですね。
ボタンは同じ生地でのくるみボタン。あえて違う質感のボタンを使わない事で、統一感が生まれ、「ラグをそのまま羽織った」かのような印象を与えるのに一役買っているのではないでしょうか。
ちなみにオルテガ柄の呼び名はメキシコから北上してきた開拓者のオルテガ一族に由来すると言われ、チマヨ柄はアメリカ・ニューメキシコのチマヨ村の代表的な工芸品である織物から由来しています。
ブランドタグ。「G・S・L」というブランドのようです。レディースアイテムながら、直線的なメンズライクなロゴマークですね。MADE IN U.S.A。
カジュアルでちょっと土臭いネイティブパターンもテーラードタイプのジャケットに配すると、見事に中和されて上品なカジュアルアイテムに仕上がっていますね。配色の落ち着き方や、シルエットのルーズな印象も、気負わずにワードローブとして着用できる大きなポイントではないでしょうか。
注目の集まるネイティブパターンのアイテムも、古着ならではのディテールが加わればさらに個性的なアイテムへと昇華されます!ぜひ古着屋さんで探してみてくださいね。
ジャケットを購入した「qosmos」さんでは、柄シャツ・柄ジャケットなどの豊富さに驚かれると思います。ぜひ足を運んでみてくださいね。
ワッペンがたっぷりとしたためられたナイロンスタジャン
Gracier │ 江古田
2017.10.16
眼鏡の刺繍が特徴的なリバーシブルブルゾン。
JOYED│ 西荻窪
2017.9.19
ミニマルに美しい冬景色に映える素材のボタンレスジャケット
ZIG│ 三軒茶屋
2020.11.14
シェリーラインのようなカラーリングが特徴的なブルゾン
TEKITOU CLOTHING│池袋
2018.9.17
重厚感あるツイード生地のたっぷりとしたオーバーコート
Gracier │ 江古田
2017.1.6