2018年12月13日
自然界に「直線」は存在しないそうですね。
地球上で直線を引いても宇宙から見れば曲がっているそうです。
ちなみに重力によって光も曲がります。曲がるんです。
本日は曲線の持つ美しさが際立つコートをご紹介いたします。
ライダースのようなフロントが、美しい曲線を描くモード感のある(安っぽい言い方ですが)コートです。
寒い時にしかフロントのジッパーやボタンを留めないタイプの筆者ですが、こちらはガッツリジップを上まで上げて着用したい気分です。
ジップを開くとまた違った表情に。裏地のブラックが現れて、バイカラーになります。大きく開く襟もブラックカラーが引き締めてくれていますね。
サイド&バックスタイル。レディースのアイテムゆえサイジングもジャスト感があります。
生地は柔らかく、軽く、そして温かい。古着といえど、最近のアイテムらしさが溢れる、着心地の良さが際立つアイテムでもあります。
ジッパーを上まで上げるとかなりミニマルな表情になります。
ストール・マフラーなどで首元にアクセントをつけやすいデザインとも言えますね。
フロントにはポケットあり。シームに沿ってつけられたポケットの縁のカッティングが非常に面白い形です。身体の形に沿って這うようなポケット。
ジッパーはソリッドでかなりシンプルなタイプ。この手のジャケットは日本だとブラックベースでリリースされていることが多いように感じます。深みのあるカーキグリーンのカラーが程よいヌケ感を演出してくれて、キメッキメにならないので、個人的には非常に着用しやすいアイテムです。
ジッパーだけでなく、ボタンでもフロントを留められます。かなり色々な着方で遊べるタイプのコートですね。一粒で何度も美味しいというデザインも、近年物ならではの良さだと思います。
かなり好みが分かれるアイテムだとは思いますが、少し違ったイメージのアイテムが欲しくなった時には、こんなクセのあるアイテムがオススメです。
「harve benard」というブランド。アメリカのレディースブランドのようです。中国製。
こうして見ると、やはり佇まいが美しいですね。ライダースの要素を併せ持ちながら、要素を削ったミニマルな表情。そして柔らかさを感じさせる生地感とカラーリング。
冬の景色に一際映えそうな美しいコートです。なによりジッパーをガッツリ上げて着用するので、朝面倒くさい日にも手を抜けます笑
日本でぼんやり過ごしていると出会えないブランドに触れ合えるのも古着ならではの素晴らしさ。ありそうでないデザインのアイテムを探すのなら、ぜひ古着屋さんでお気に入りの1点を探してみてくださいね。
眼鏡の刺繍が特徴的なリバーシブルブルゾン。
JOYED│ 西荻窪
2017.9.19
上品な配色のハウンドトゥースのコート。色が沈む冬の景色に映えます
DROP │中目黒
2017.10.3
ベロアの切り返しやマキシ丈が高級感を醸し出すウールコート
Business As Usual │ 原宿
2020.1.11
さりげない装飾が気分を上げてくれるテーラードジャケット
qosmos │ 渋谷
2018.2.1
ネイティブ総柄のウールジャケット。上品なカジュアルに仕上がっています
TEKITOU CLOTHING│池袋
2018.1.10