2019年4月29日
2019年の現在、セレクトショップなどで売られている新品のシャツですが、ヴィンテージのシャツをサンプリングした物が多いように感じます。
ちょっと前にノーカラー・バンドカラーが流行ったように、今は開襟のシャツが幅をきかせています。
今回ご紹介するのは、一足先にそのサンプリングをしていたかのようなシャツでございます。
外側に広がる大きめの襟が50年代を彷彿とさせる開襟シャツですが、年代的にはそこまで古いものではないシャツ。
いずれにせよヴィンテージのシャツを意識して制作されたものだと思います。
爽やかさと、渋さが入り混じったような絶妙なカラーリングに魅かれます。
サイド&バックスタイル。サイジングはかなりタイトめで、スッキリとキレイに体のラインがでます。
ルーズシルエットに飽きてきた皆さんもそろそろ恋しいサイジングではないでしょうか。
現代ではルードな感じよりも、ゆるさ、リラックスを前面に押し出されて提案されている開襟シャツ。
こちらはゆるくなりすぎないシャープさも備えた表情が魅力的だと感じます。
フラップポケット。フラップの形が少しファニーですね。
複雑な表情を見せる生地感もゆるすぎにさせない力を持っております。
ラフに着こなしても、ちょっとキレイめに合わせても良さそうです。
小ぶりでシンプルなボタン。全体の雰囲気に溶け込んでいます。
シャツの裾はラウンド。ですがボックスに近い感じのゆるいラウンドです。
フロントから見ると一瞬ボックスかと思ってしまうくらいですね。
ブランドロゴ。「BARACUTA」(バラクータ)です。G9ジャケットが代名詞のブランドですね。ネットで調べてみても、G9ジャケットの情報ばかりで、その他のアイテムはちょっと手薄と言った感じです。
逆にそういうアイテムの方が面白く感じる人が、古着好きには多いのではないかと思いますが。。
どうしても柄シャツに目がいきがちな古着屋さんですが、シンプルなシャツはやはり時に新鮮で、時に力強さを感じさせてくれるアイテムでもあります。
絶妙なネイビーカラーは、グラデーションでコーディネートするのにも持ってこいです。なんだかファッション上級者と思われそうな合わせ方も実現してくれると思います。
ヴィンテージのディテールに敬意を払いながら、上品に仕上げられた手頃の価格のシャツは、古着ならではの面白さではないかと思います。ぜひみなさんもステキな一枚を見つけてみてくださいね。
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