2021年1月21日
2021年はどんな年になるのでしょうか。
まだまだ洋服を楽しむ気分になれない方にも、行ける時に行きたい古着屋さんを探している方にも、当サイトは都内の古着屋さんと古着の情報を発信してまいります。
さて、本日はちょっと変わったテーラードジャケットをご紹介いたします。
グレーベースのテーラードジャケットですが、パっと見で色々と気になる箇所が満載の一枚ではないでしょうか。
襟元はナポレオンジャケットに近いような形。
そしてエンブレムのようなボタンに、グリーンの糸での刺繍が荘厳な雰囲気を感じさせますね。
硬貨のような感じもあるデザインのボタンです。
と思っていたら、オーストリアの古い硬貨を模したデザインのようです。1/4って金額の表示の仕方もユニークですよね。
ブラックベースにシルバーボタンってギラギラして苦手なんですが、グレーベースだと馴染んでる感じが良いです。
フロントのボタンはチェーンで引っ掛けるタイプ。ネビュラチェーンでしょうか。違います。
そしてポイントに使われているグリーンが非常に上品です。下手をすればカジュアルになってしまいそうなカラーリングですが、ステッチといいパイピングといい、良い塩梅です。
さて、この特殊な形をしたジャケット、一体何者なのかという答えのヒントは、タグに隠されていました。
スイスなどで使われる楽器、アルプホルンはご存じでしょうか。検索してもらえるとコレかと思っていただけるかと。
ハイジが周りを駆け回ってそうな感じのやつです。アルプホルン奏者のユニフォームではないかと思います。
調べてみると、鮮やかな色のパイピングが入った似たようなジャケットを着用して演奏している姿が見つかります。
と考えると、フロントのボタンがチェーンで留めるというのも、ある程度恰幅があっても着用できる為では…などと感じます。
楽器奏者のコスチュームでありながら、着用してもらうとよくわかるのですが、リアルさも欠かない、デザイン性が高いジャケットに仕上がっています。
全体的なシルエットはタイトな感じに仕上がっています。袖が特に長いということもなく、日本人の体形にもしっくりくるジャケットです。
フロントのボタンの配置とか既視感があるので、サンプリングもされているデザインなのかなぁと思います。
様々な国の、様々なシーンで使われているコスチュームなどにも出会えるのが古着の楽しさではないでしょうか。それが普段使いしても恰好の良いデザインであればなおさらですね。
デニムなどとの相性も良さそうな上品なグレーのテーラードジャケット。春先には主役にもなってくれそうな一枚です。ぜひこんな素敵なテーラードジャケットを古着屋さんで探してみてくださいね。
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