2017年1月14日
アウトドア系ブランドには疎い筆者が、その出で立ちに一目惚れしてしまいました。
モノトーンの配色に、ウエスタンのヨーク。何がどうあっても恰好が良いダウンジャケットです。
ブランド名は「Powderhorn Mountaineering(パウダーホーン・マウンテニアリング)」。アメリカで1970年代に誕生したアウトドアブランド。ウェスタンスタイルのヨークや、ドットボタンなどを取り入れたデザインで一躍有名になったのですが、オーナーの事故により、僅か十数年で幕を閉じたブランドとの事。
サイドスタイル。袖にも山型の切り返しが施されています。
ダウンジャケットながら隙を感じさせないシャープな横顔ですね。
バックスタイル。雪が舞う曇り空を想わせるような淡いグレーと、黒とのコントラスト、ヨークのなだらかな曲線が美しいです。
鮮やかな配色が多いブランドで、黒ベースの落ち着いた配色はちょっと珍しいとの事です。
タウンユースでは、ネックを開けての着用がメインでしょうか。70年代をどこか感じる大きめの襟のようなスタイルですね。
フロントのドットボタンです。ブランド名の頭文字を取った「PM」が刻印されています。
最初期の物はロゴが無いタイプのボタンだそうですが、やはりPM有りの方が人気があるとの事でした。
ドットボタン&ウエスタンヨーク。70年代に人気を博したディテールの共演です。
こんな機能性とデザイン性を兼ね備えたアウトドアアイテムに、当時の人の喜びは大きかったでしょうね。
フロントのジッパーはYKK製。こういった古いアイテムはジッパーから壊れてしまう事が多いので、ボタンを留めての着用が長持ちさせるコツとアドバイスを頂きました。
パウダーホーン表記のタグが裾近くに。良いアクセントです。
袖口はマジックテープで絞れ、内ポケットにはジッパーも配されるなど、機能性も勿論です。ジッパー上のポケットはスマートフォンの登場を予言していたかのようなサイズ感。
内ポケットのジッパーはTALON製。可愛らしいフォルムですね。
ブランドタグ。ブランドが生まれたワイオミング州・ジャクソンホールの名が記されていますね。パウダーホーンという場所は、コロラド州ですので、間に敬虔なモルモン教信者でお馴染みのケント・デリカット氏が在住するユタ州を挟んで位置しています。
MADE IN USA。Lサイズ表記ですが、大きさは感じないグッドサイズです。
短い活動期間・優れたデザインと、古着で人気が出る要素をたっぷりと満たしたブランド、パウダーホーン。
筆者はまずデザインに惹かれたので、当時の人と同じような気持ちで好きになったアイテムですが、ブランドについての話を伺う度に、味わい深い服だな、と感じました。
当時のスタッフによる復刻のアイテムなどもリリースされたようですが、
絶対数も少ない当時のアイテムは、他の人と同じ服は着たくない!という方の心持ちを良くしてくれると思います。是非古着屋さんで探してみてくださいね。
今回のダウンジャケットを購入させて頂いた立川の「TAPATAPP」さんは、パウダーホーンに限らず、アウトドア系のアイテムも幅広く取り扱われており、また服にまつわるお話を色々とオーナーが教えてくれますよ!気になる方は是非足を運んでみてくださいね。
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