2018年10月12日
一時期程のブームではないにせよ、定番として人気のあるテーラードジャケット。カジュアルなアイテムより、着こなすとオシャレに見えると人気ですね。
ただ現在人気のテーラードの条件といえば、体にフィットするサイジング、かつ肩パッド無しだと思います。
ということで、そんなテーラード界隈に終止符を打つべく、肩パッド入のジャケットをご紹介します。
ラペルをサテンで切り替えした、いわゆるタキシードジャケット。80年代を象徴するかのような肩の張り具合が効いてます。
サイド&バックスタイル。
ただ男らしいショルダーではありますが、全体的に細身に仕上げられている為、着てみるとシャープにまとまり、肩の雰囲気もアリです。最近のテーラードジャケットに慣れている人でも違和感なくフィットするサイズ感だと思います。(古い物だとそれが珍しいのですが。)
バレンシアガのコントの衣装みたいな肩の具合ではないので、さりげない肩パッドはこれから全然アリになっていく気がします。
切り返しの光沢がいやらしい感じではありません。上質なツヤです。胸ポケットもシルクでトリムされています。
ボタンはフロントも袖口もシルクのくるみボタン。オセロの白じゃない方です。
デッドストックでほぼ新品のような状態です。触っただけで生地の張り方が違うので、すぐさま良い服だということを実感します。
ジャケット全体に走る緊張感が心地よいですね。
バックはサイドベンツ。
背中も凛々しいです。段々と肩パッドもアリに見えてきませんか?
ブランドタグ。ご存じ「ピエール・カルダン」です。内ポケット部分にも黄色で刺繍がなされており、かなりイケています。裏地に映える刺繍の色、非常に美しいですね。
こちらも各種タグ。エクスクルーシブなデザインですよ、と何とも高そうな表記です。そして39Rという不思議なサイズ表記。普通は偶数刻みですが、そこまで細かにサイズ展開していたという事でしょうか。。
裏地の艶も上品です。
男性的なシルエットが演出できる肩パッド入のジャケットですが、久しくリアルなシーンからは離れていたディテールだと思います。ですが、ここ数年でパッド入っててもいいじゃん!的な空気も生まれてきていると思います。
カチッとしたスタイリングを演出したい時にきっと役に立つ上質なテーラードジャケット。ぜひ古着屋さんで探してみてくださいね。
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